甘味オヤジです。
上野、浅草では兎と亀に会えるんです。
と言っても、動物園や昔ばなしの事では
ありませんよ~。
和菓子屋さんの話しです。
兎は以前紹介をした上野「うさぎや」さん、
亀は本日紹介させていただく浅草「亀十」
さんの事なんです。
どちらも「どら焼き」で有名な超人気店
ですね。
お店はいっつも行列が出来ています。
並ばずに買えた記憶がないくらいです。
でも大丈夫ぅ~!
たまぁ~に上野松坂屋さんの特設売り場
で出張販売をしています。
花粉症で鼻の蛇口が故障中、臭覚はNG
ですが、甘味アンテナで察知しました。
今日から売り出しとの噂を小耳に挟んだ
ので、松坂屋さんで買って帰りました。
分かります?このふわふわ感。
「うさぎや」さんのどら焼きの皮が、パン
ケーキの様だと評されますが、カステラかっ
って言いたくなるほどの皮の感じが「亀十」
さんのどら焼きです。
この独特の食感は、食べてもらわないと
伝わらないかぁ~。 残念ですか...
兎と亀の話しを書いていて、思い出した事が
あります。
甘味オヤジにはお嫁に出した甘味ムスメが
いるんですが、その娘が小学校低学年の時に
「うさぎや」さんのどら焼きを買って帰った
時の事、「うさぎや」なんだから兎の絵を
どら焼きの皮に書いたら可愛いのにって、
大胆にも「うさぎや」さんに手紙を出しまし
た。そんな子供の投書に「うさぎや」さん
からご丁寧な返事が返ってきました。
「お手紙ありがとうございます。兎の絵を
どら焼きの皮に描くとなると、焼き印で絵を
入れることになり、どうしても焦げてしまい
お菓子の風味を損ねてしまいますので、貴重
なご意見を頂き感謝いたしますが、ご要望に
お応えすることはできません。」と言う様な
内容だったと思います。
小学生からの投書にも真摯に答えて頂いた、
職人気質のお店の姿勢に、恐れ入った思い
でした。
余談が長くなりましたね。
兎に角(うさぎにツノ?)、職人気質で焼き
上げられた「どら焼き」は、うさぎも亀も
それぞれがそれぞれに美味しく、大好きな
和菓子の一つです。
ごちそうさまでした。