甘味オヤジです。
お盆も過ぎて、ここのところ少ぉ~し
だけ酷暑も和らいで来た気もしますね。
でも、まだまだ甘味は冷たいものが
食べたくなります。
戴きものですが、日本三大菓子処の一つ
金沢は「森八」さんの宝達葛「季すずや
か」をご紹介。
日本三大菓子処「京都」「金沢」「松江」
を始め、全国の旧城下町には老舗の和菓子
屋さんが多く在るのは、お武家さんの嗜み
「茶の湯」と深い関係があるとのことです。
和菓子を「美味しいなぁ~」なんて能天気
にパク付いてちゃいけませんよね。
それぞれの由来や歴史も感じつつ味わう事
も大事かもです。 嗜みとして。。。
などど想いつつ本題の「季すずやか」が
「季」は「とき」と読ませます。
さわやかで美しい自然をイメージさせ
られるこの「季」を冠して「すずやか」
と来る、流石の菓名ですね。
名前に感心してばかりいられません。
早速中身と行きましょう!
これじゃ分かりませんよね。
フィルムを外してお皿に盛ると
「葛饅頭」を包んだ「和風ゼリー」が
見た目も「すずやか」でしょ!
器に盛ったとたんに、青梅のスゥっと
した香りが広がりました。
ここで器選びの失敗に気づきました。
このゼリーが超繊細で解れやすくて、
中の「葛饅頭」をスプーンで掬おうと
すると、サラサラと皿から零れそうに
なります。もっと深めの器にすれば良
かったかなと。
注意深く掬った「葛饅頭」が
” 梅酒 ” に浮いた「葛饅頭」を掬う感じ
です。
この「葛饅頭」に使われている " 葛 " は、
菓名の冠にある「宝達葛」のみ使用です。
葛で、460年以上の伝統があるそうです。
「森八」さんは、寛永2年(1625年)
創業で、こちらも400年越えの歴史を誇
る日本屈指の老舗です。
なんかもう、桁が違いますね。
宇治の抹茶で作られた抹茶餡が入ってい
て、一口食べると抹茶の風味と青梅ゼリ
ーのほのかな甘味が味わえて、冷たい
のど越しと会いまった、とっても上品な
美味しさです。
桁違いの年月と歴史の技の伝承から生ま
れた宝達葛「季すずやか」です。
加賀藩御用菓子司「森八」さん、
美味しく頂きましたよ。
ごちそうさまでした。