甘味オヤジです。
いきなりですが
これは、趣味の手芸で色んな小物を
手作りしている匠である叔母さんの
新作なんですよ。
四角い折り紙をどう折って、どう組
み上げたらこんな箱になるんだか、
全く想像できませんよね。
手先が器用で、何でも作っちゃう叔
母さん、大したものです。
実はこの叔母さん、当ブロブへ時折
登場する私の師匠、連れ合いさんの
従妹、その母上様なんですよ。言わ
ば大師匠です。師匠の器用さの源っ
て事です。
そんな叔母さんから、この小箱と一
緒に頂いたのが、
前々回紹介の「水ようかん」と同じ
く、会津若松は東山温泉の老舗和菓
子店「松本家」さんの「湯の花羊か
ん」です。
叔母さんの箱が、まるで誂えた様に
ジャストサイズだったので、こんな
感じに収めて頂いてきました。
竹皮風の包み紙を開け銀紙を剥くと
商品名は「湯の花羊かん」ですが、
この姿かたちから、地元では「棒よ
うかん」と親しまれて来たんですよ。
私も子供の頃から「棒ようかん」と
呼んで来ました。
一口頬張ると..
先ずはその食感にやられちゃいます
モチっとした歯ごたえ、一瞬これは
「蒸羊羹」かって思うほどの弾力さ
があります。
滑らかな舌触りで、意外なほど甘さ
は控えめで、お店の看板商品の「水
ようかん」同様に、国産の小豆に保
存料、着色料不使用で、信州産寒天
と砂糖だけを加えて炊き上げた、昔
ながらの味なんですよ。
上品に少しずつ切って食べるよりも
皮を剥いて ”棒” のままパクリって行
くのが庶民的で、身近な名物羊羹に
似合います。
美味いなぁ~、これ!
つい二本目に手が伸びちゃいます。
困った事に。
叔母さん、匠の手わざを凝らした折
り紙箱と、伝統の味の「棒ようかん」
をありがとうございました。
そして、ごちそうさまでした。